不規則変動でない限り円売りドル買い介入はできない
円高はどこまで進むのでしょうか。
2009年1月につけた1ドル=87円10銭は確実につけてくるでしょう。おそらく85円レベルまでは突っ込んでくるのではないでしょうか。
問題はそこから先です。民主党政権のもとで介入があるのかどうかということですが、おそらく介入はできないと見るのが妥当だと思います。2009年10月4日のG7共同声明でも、為替の水準をにらんだ介入はご法度で、介入ができるのはあくまでも、不規則変動や無秩序な動きがあった場合のみということになりましたから、たとえば毎週1円ずつ円高が進んだとしても、それはあくまでも普通の動きであって、介入をするためのエクスキュ'‐‐ズにはならないのです。
かつ、為替介入をするとなると、米国財務省の暗黙の合意が必要になりますが、米国財務省ぱ良い顔をしないでしょう。むしろいま米国はドル安に乗じて輸出を増やし、それを材料に株価が上がる流れにあ・りますから、ドル買い介入には賛同しないと思います。そう考えると、少なくとも向こう半年間くらいは、かなり円高圧力が強まることは避けられないでしょうね。
方向性として円高の可能性を常に念頭に置いておきながら、機敏な売買に徹するというのが、2009年末から2010年半の投資戦略になると思います。そして、2010年後半くらいになれば、米国景気も徐々に回復の兆しが現れてきますから、まずは株価が先立って上昇していくでしょう。そうなれば、リスクをとれる投資家も増えてくるでしょうから、徐々にドル買いの余地も生まれてくるのではないかと考えています。
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